2009年04月29日

そうか…もう君はいないのか…

去年の9月13日


あの子が私の元へ来た日


最初は触れる事すら出来なかった

でも その距離は
徐々に縮まり

素直に抱かれてくるようになり

あの子に対する愛情は
日に日に増していった


あの子のいない日々なんて
とても考えられないほど

私はあの子が愛しかった


それなのに


別れは突然やってきた


昨日の朝


とてつもない頭痛が
私を襲った


その一方で
あの子はいつものように
かごの中を飛び回っていた

いつものように
何か呟いていた


あの時
かごの外に出していれば
別れを避けられたかもしれない

なのに私は
眠りについていた


私が目を覚まして
ふと向こうを見たら


あの子が倒れていた


私はとっさに
あの子をかごの中から抱き寄せた


だけど…


駄目だった


名前を呼んでも
何の反応もなかった


祖母に電話をしたら
病院から帰ってきてくれた


『寿命だったのかもしれないね』


私は 何も言えなかった


『ここに来てなくても
こうなってたと思う』

『お前に飼われて
幸せだったと思うよ…』

『お姉ちゃんに可愛がられて幸せだったね…ピー…』

あの子に近寄り
あの子の体を舐めて
温めようとするドラえもん


ひたすら溢れ出る涙を
私は止める事が出来なかった


私の見ていないところで
あの子はひとり
苦しんでいたのかもしれない


夢であってほしい


でも 夢じゃない


今…祖父の家の庭に
あの子は眠っている


私は 何とか吹っ切る為に
レッスンに出掛けた


でも いつもみたいに
歌えなかった


先生にだけは
何かあったと悟られないように
いつもの自分でいようと
必死で平然を装っている私がいた


家に帰り着いて
ドアを開けても

あの子の声は聞こえない


部屋を見渡しても
あの子の姿は見えない


もう涙は流すまい


そう決めたはずなのに


涙ばかりが溢れてくる


あの子の旅立ちを
この現実を受け止めなければ…


あの子と暮らした時間
私はとても幸せでした


君がくれたもの


それは "癒し"


私はこれからも
あの子がくれた"癒し"を
忘れる事はないだろう


ありがとう
大好きだったよ


君といた短い時間を
私は絶対忘れない


本当に幸せだった


あの子が安らかに
眠れますように…


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Posted by 愛嬌ちあき at 02:30│Comments(4)呟き…独り言
この記事へのコメント
ちあきさんの悲しみが
一日でも早く
癒えますように・・・

別れの悲しみとせつなさ
乗り越えた強さで
ちあきさんの歌が、ますます
素敵に響く日を
待ってます^^
Posted by kiyomikiyomi at 2009年04月29日 08:33
kiyomiさん


ありがとうございます
あの子のいない空間は
やはり寂しく

新しい子を迎え入れようという話が出ています

それはそれでいいんじゃないかと思っています
Posted by 組紐屋のちあき†観察中…† at 2009年04月29日 11:54
生き物を飼うといつかこんな日が来る事が
わかっているけどやっぱり寂しいですよね・・・・・・。

別れがあれば出会いもある、早く笑顔を取り戻して下さいね!
Posted by 店長店長 at 2009年05月01日 13:22
店長さん


わかっていたんです…
わかっていたんですよ…


でも…
やっぱり寂しいですね…
Posted by 組紐屋のちあき†観察中…† at 2009年05月03日 02:29
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